デイリーポータルZ新人賞2017で佳作を頂きました

みんな大好きデイリーポータルZが、毎年新人賞なる催しをしていることをご存知でしたか。わたしは今年初めて知ったのですが、応募しなければ何も始まらないということで、応募してみたところ、なんと佳作を頂いてしまいました!ありがとうございます。

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2017年の新人賞は「新人賞 in ダム」との副題がついているのですが、これは新人賞のテーマがダムなのではなく、受賞者への副賞としてダム見学ツアーが用意されているという意味なのでした。つまり佳作の副賞としてダム見学に行ってきたので、今日はそのレポートをしたいと思います。

貸し切りバスで宮ヶ瀬ダムへ

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2017年6月某日、新宿の某所に集合し、貸し切りバスにて向かったのは、神奈川県は相模川水系中津川に築かれた宮ヶ瀬ダム。バスにちゃんとデイリーポータルZと書かれていて、じわじわと実感が出てくる。

 

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バスは普通の貸切バスでした。移動時間は1時間半くらい。移動中はお菓子を食べつつ、受賞作の説明をしたり受賞の一言コメントを述べたり。他の方の受賞作の意外な裏話など楽しかった。

野外音楽堂で受賞式

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一旦バスを降りて、宮ヶ瀬湖周辺自然公園内にある野外音楽堂へ向かいます。 心配していた雨も降らず、広々とした公園の緑が眩しくて美しい。

 

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授賞式はこんな感じで、屋外にある廃墟テイストな舞台にて行われました。司会は、デイリーポータルZ編集部の石川さん。

受賞者が一人ずつ呼ばれて、編集部の自分の作品を推して下さった方からコメントをとともに記念品を頂き、その後に簡単なスピーチをするという流れです。わたしはなんとウェブマスターの林さんから記事にコメントを頂きました。受賞記事は「納豆の一番おいしい食べ方とは?」納豆を食べ比べをテーマにしたものです。

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そして宮ヶ瀬ダムへ

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興奮覚めやらぬ中、再びバスに乗って向かったのは、今回の目的地である宮ケ瀬ダム。

 

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駐車場に降り立つと、向かって右側にそびえ立つダムが見えてきます。

 

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ここが宮ヶ瀬ダムの上なのですが、かなり広い。雰囲気としては橋なのですが、ちょっとした広場か公園というくらいの幅があります。

 

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エレベーターやモノレールの乗り場もあって、一瞬ダムの上であることを忘れるほど。

 

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しかしダムの醍醐味は、手すり越しに下を見下ろしたところにありました。

 

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あまりの高さと迫力に、本能的な恐怖がぞわぞわっと背筋を駆け上りつつ、一方でジオラマのような風景の美しさに目が離せなくなるのです。

 

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碧い川に架かる橋とそれを囲む山々のみずみずしさ。

 

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視線を右にずらすと、ダムの急な斜面をインクラインが昇り降りする様子が見えました。インクラインというのは、ダムの工事に使用されたケーブルカーを見学・点検用に整備したものだそうです。今回は利用しなかったのですが、機会があればインクラインにも乗ってみたい。

 

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ダム上からの風景を堪能した一行は、エレベーターを使ってダム下へ。設置されている大型エレベーターを降りると、ダム内の通路をしばらく進みます。ダム内の通路はダム湖の水温で冷やされてひんやりとしていました。

 

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そして、先程見下ろしたダムを今度は下から見上げます。ものすごい迫力で、まさに巨大建造物!

 

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さっき下を見下ろしていたのが、ここの一番上です。中央下の長細い凹みからダム湖内の水が放流される仕組み。大きすぎてよく分からなくなってくるのですが、悪の要塞感がすごい。あと、このままロボットに変形して動き出しそうだなと思いました。

 

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やがて観光放流が始まるとダムの前は人だかりに。観光放流というのは、宮ヶ瀬ダムが見学者向けに実施しているダム湖からの放流です。最初は穏やかに始まるのですが、途中から水量がどんどん増して、橋の上から見ている人たちの上に雨のように降り注ぎます。晴れていたので、水滴の間に虹がかかってきれいでした。6分間とのことでしたが、あっという間でした。

宮ヶ瀬ダム内部の見学と点検用モノレール

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観光放流後、特別に見学させて頂けるとのことで、ダムの内部へ。写真はダムを真下から見上げたところ。とにかく高くて大きいのですが、最後が微妙にカーブしていて登りにくそうなところに絶望感があって、進撃の巨人の壁ってこんな雰囲気かな?って思いました。

 

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ダムの内部はコンクリート打ちっぱなしの床と壁が少し苔むしている様子でかっこいい。ここもダム湖の水温で天然の冷房が効いており、肌寒いほど。

 

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SFみがある。ダムに詳しい方によると、ここまで内部の通路が整備されているダムは珍しく、他はもっと狭くてオドロオドロしいとのこと。わたしは宮ヶ瀬ダムでも十分ダンジョンっぽくて迷いそうでした。

 

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内部の機構などは機密のため撮影禁止のものが多かったのですが、そんな中で撮影OKかつ心を鷲掴みにされたのはこの点検用モノレール。宮ヶ瀬ダムでは広大なダムを効率よく点検するために内部にモノレールを設置しているのです。

このモノレールについては、ダムライターの萩原さんが乗車したレポート記事を書いておられますね。実際に乗ると結構怖そうです。

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モノレール用に天井にレールが設置されているのですが、そのカラーリングとフォルムもすごくかっこよくてよかった。。。

 

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ダムの中腹に出て外を見下ろして、再び背筋をぞわぞわっと言わせながら写真を撮って、ダム内部の見学は終了。このあと、ダムの放水等の管理をしている管理棟の内部も見学したのですが、こちらは全面的に撮影禁止。確かにダムの放流管理は地道な作業のようでいて、万が一外部に乗っ取られたり制圧されたりしたら、人為的な洪水を起こすことができたりして、かなり危険ですよねといろいろ考えさせられたのでした。

 

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帰り際、駐車場スペースの近くにあった流木の無料配布。最近は流木アートが流行っているそうで、何本も持って帰っている人がいました。わたしもちょっと迷ったのですが、持って帰った後に中で虫の卵が孵ってワラワラと小虫が出てきたらどうしようと心配になったので、諦めました。

 

バスでの帰路は、お酒など飲みつつ、ちょっとほろ酔いで参加者の方々といろんなことを話しました。話題はインターネットやサブカルチャーのことで、普段の生活ではそういう話をできる人が近くにほとんどいないので、なんというかものすごく楽しかった。このダムツアーは、これから先も折りに触れて思い出す一日になるのだろうと思いました。

 

以上です。

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ダムライター萩原さんの宮ヶ瀬ダム記事です。宮ヶ瀬ダムについて正確な情報を知りたい方はこちらをご覧ください。

okamototomohiro.com

バスでお隣の席だったオカモトラボさんのレポート記事です。